札幌市清田区の口腔・顎顔面外科・腫瘍内科 がんヴィレッジ札幌です。
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再生医療
再生医療の基礎知識
近年、顎顔面骨や歯槽骨などの骨の再生に、CGF（Concentrated Growth Factor)を応用することが可能となり、顎骨の再建など口腔顎顔面領域の手術により欠損した骨の再生などへ用いられています。
CGFとは、患者さん本人の血液中から、血小板や各種成長因子を分子生物学的に分離した完全自己血液由来血漿です。その作用は血管の増生、骨芽細胞誘導、細胞分裂促進、コラーゲン合成などで、骨などの組織、細胞の再生医療に広く用いられます。
CGFは自己血由来のため安全で、他人や動物から分離した血液製剤と比べ感染の危険性がなく、
安心して再生医療に用いることができます。
当院は、厚生労働省再生医療認定医療機関です。（2015.5.24認定）
再生医療委員会よりの2017年度の意見書
- 再生医療による顎骨再建
下顎骨内腫瘍
下顎骨内に大きな腫瘍があります。
一般的には、顎を切断して顎ごと腫瘍を摘出し、、腰の骨を切断部へ移植しますが、今回は腫瘍のみを摘出し、同部へCFGを入れ、骨再生医療を行いました。
CGF
患者さん本人の血液からCGFを作成し、
腫瘍を摘出した穴へCGFを入れ、
骨を再生させます。
手術後1か月
骨が再生されてきています。
手術後4か月
ほとんど元の顎も形へ骨が再生されて
います。
